オンライン申請で、特別定額給付金の給付申請作業を行われた方は限定的かもしれません。私はマイナンバーカードを申請・入手していたためオンライン申請がオープンするや早速、サイトにアクセス。給付金申請をオンラインでトライすることが出来た数少ない人間の一人となりました。結果は、パスワードをいかに設定したか? ❓ 記憶もあやふやなままでの作業でしたが何とかパスワードがロックされることもなく無事に申請作業完了。
その際、マイナンバーカードを携帯でタップすることでデータを読み取るいわゆる「NFC」の機能があることを学習。🤔 💡
オンライン申請のワークフローとその構造設計は、「ユーザーの利便性向上」に果たして寄与したのか? 結果は明白で、手続きは紙の申請にくらべても複雑怪奇。IT化のそもそもの目的も達成できておらず、なぜこのようなシステムを巨額の資金をかけて展開したのか?私企業の施策であれば責任問題! と思いますが、ここでの議論の対象ではありませんので、批判はここまでとしまして、「NFC」というkeywordが出てきましたので、アップシートとNFCについて簡単にお話したいと思います。
NFCとは「Near field communication」の略で、日本語では「近距離無線通信」と呼ばれているようです。知らなかった方も、恐らくは、日常生活のそこかしこで日々接しているテクノロジーです。代表的なものとして交通系ICカード、SUICAなど。端末に近づけることでデータ通信を行うものです。
NFCは新しい技術でもなく数年来広く利用されているものですが、今後、より多くの場面で利用される可能性を秘めているでしょう。その一つの理由がI PhoneによるNFC対応です。これまでアンドロイド端末では標準機能としてNFCの読み書き機能が実装されていましたが、I PhoneもI Phone 7以降の端末でNFC対応を実施。アプリをいれることによりNFCデータの読み取りだけではなく、書き込みも出来るようになりました。冒頭の特別定額給付金の申請の際も、マイナンバーカードに組み込まれたNFCのデータを携帯電話で読み取り。申請者情報の入力の手順にて登場していました。マイナンバーカードでNFC読取をしない限り、申請者情報がオンライン申請上入力できないとする制限で、第三者、マイナンバーカードを有しないものによる不正な申請を回避しているんだと理解しました。
NFCで扱うデータには様々な異なる規格があるようです。Appsheetは「NTAG215」という規格に対応。
APPSHEETではデータフィールドの設定をNFC SCANNABLEとするだけで携帯のNFC機能を用いてデータを読取、APPSHEETのデータ入力フォームに読み取ったデータを放り込むことが可能です。原理は基本的にQRやバーコードを読取、データとして自動入力することと実質同じです。
ではNFCとAPPSHEETの利用場面は?
例えば、資産管理。どのようなものであれ、対象資産にNFCのシールやプラスチックタブを事前に付けておき、インスペクションや検査の際にNFCを携帯でタップすることで瞬時にデータを読取、次のプロセスに繋げたり、対象資産のIDなどを読取り、データ入力を支援したり。また、在庫管理なども、部品・パーツの情報をNFCカード、タグに読み込ませることで倉庫作業の効率化も期待できるでしょう。
NFC機能のついた社員証やプラスチックカードも廉価で販売されていますので、社員・従業員の出退勤管理のアプリを作成し、実際の打刻にNFC利用してもらう(従業員は携帯・タブレット端末にNFC(社員証)をタップしてもらうだけで、打刻・記録作業が完了というシナリオです。
弊社でも最近キーホルダータイプのNFCタグを購入し、どのような用途で利用できるものか検討作業を続けています。😀
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